日本(にほん)の医療機関(いりょうきかん)は、「医院(いいん)」と「病院(びょういん)」の2つに わかれます。
「医院(いいん)」は、「クリニック」や「診療所(しんりょうしょ)」ということも あります。
病気(びょうき)や けがを したときは、まず、「医院(いいん)」で診察(しんさつ)し、必要(ひつよう)なら「病院(びょういん)」で 専門的(せんもんてき)な 治療(ちりょう)を うけます。
医院(いいん)で、重(おも)い病気(びょうき)が みつかったときは、大(おお)きな病院(びょういん)へ、紹介状(しょうかいじょう)を だします。
あなたが 病院(びょういん)に いったとき、医院(いいん)からの 紹介状(しょうかいじょう)が ないと、お金(かね)を たくさん はらわなければならない ことが あります。
あらかじめ、家(いえ)のちかくに どんな医療機関(いりょうきかん)があるか、調(しら)べて おきましょう。
内科(ないか) |
かぜをはじめ、いろいろな病気(びょうき)をみます。 あなたが なんの病気(びょうき)か わからないときは まず内科(ないか)に いくとよいでしょう。 |
外科(げか) | 傷(きず)にかかわる 治療(ちりょう)や 手術(しゅじゅつ)を おこないます。 |
小児科(しょうにか) | 小学生(しょうがくせい)までの こどもの、すべての 病気(びょうき)をみます。 |
整形外科(せいけいげか) | 骨折(こっせつ)・ねんざ・腰痛(ようつう)など、骨(ほね)・関節(かんせつ)・筋肉(きんにく)に かかわる治療(ちりょう)をします。 |
産婦人科(さんふじんか) | 妊娠(にんしん)・出産(しゅっさん)や 女性(じょせい)にかんする 病気(びょうき)をみます。 |
日本(にほん)に3か月以上すむひとは 公的(こうてき)な医療保険(いりょうほけん)に入ります。
公的(こうてき)な医療保険(いりょうほけん)には、おおかまに 2つの種類(しゅるい)があります。
1つめは「健康保険(けんこうほけん)」です。
会社(かいしゃ)ではたらく人や その家族(かぞく)が 入ります。
保険料(ほけんりょう)は お給料(きゅうりょう)から 自動的(じどうてき)に はらいます。
2つめは「国民健康保険(こくみんけんこうほけん)」です。
留学生(りゅうがくせい)や 社長(しゃちょう)や 個人事業主(こじんじぎょうぬし)が 入ります。
保険料(ほけんりょう)は 自分(じぶん)で 役場(やくば)に はらいます。
保険(ほけん)にはいるためには 外国人登録(がいこくじんとうろく)カードをもって 市区町村(しくちょうそん)の 国民健康保険課(こくみんけんこうほけんか)か 保険年金課(ほけんねんきんか)にいって てつづきをします。
保険料(ほけんりょう)は かならず はらってください。
保険料(ほけんりょう)を はらうと あなたが病院(病院)で治療(ちりょう)をしたときに はらうおかねは ぜんたいの30%くらいのねだんだけです。
治療(ちりょう)のおかねが たくさんかかると おかねがかえってくることがあります。
外国語(がいこくご)を はなすことができる人がいる医療機関(いりょうきかん)は 下(した)のホームページから さがすことができます。
福岡県(ふくおかけん)に すんでいる人は、「福岡(ふくおか)アジア医療(いりょう)サポートセンター」のサービスがつかえます。
通訳(つうやく)を たのむことができます。
家族(かぞく)や 友達(ともだち)に 通訳(つうやく)をたのむことは できるだけ やめましょう。
【りゆう1】医療(いりょう)の言葉(ことば)は むつかしい言葉(ことば)が おおいため 通訳(つうやく)をするときに まちがえやすい
【りゆう2】通訳(つうやく)をする人の 心(こころ)の負担(ふたん)が おおきい
【りゆう3】プライバシーを まもるため
医師(いし)にききたいことは メモにまとめて 医療機関(いりょうきかん)に いきましょう。
かならず、健康保険証(けんこうほけんしょう)を もっていってください。
健康保険証(けんこうほけんしょう)を もっていないと 医療(いりょう)のおかねの全部(ぜんぶ)を 自分(じぶん)で はらわなくてはいけません。
ほかの人と 健康保険証(けんこうほけんしょう)を かりたり かしたり してはいけません。
本人(ほんにん)であることを しめすために 顔写真(かおしゃしん)のついた身分証明書(みぶんしょうめいしょ)を もっていきましょう。
※在留(ざいりゅう)カード・パスポートなど
←健康保険証(けんこうほけんしょう)
見本(みほん)
予約(よやく)ができない 医療機関(いりょうきかん)が おおいです。
さきについたひとから みてもらえます。
そのため 混雑(こんざつ)していると 1~2時間(じかん)も まつことがあります。
ただし 予約(よやく)が ひつような 医療機関(いりょうきかん)も あります。
あらかじめ 確認(かくにん)しておくと よいでしょう。
受付(うけつけ)で 診察(しんさつ)の申込書(もうしこみしょ)を かきます。
あらかじめ 多言語問診票(たげんご もんしんひょう)を 印刷(いんさつ)して
かいて もっていくと いいでしょう。
受付(うけつけ)がおわったら 医師(いし)が 診察(しんさつ)を します。
さきに 検査(けんさ)を することもあります。
自分(じぶん)で 医療機関(いりょうきかん)を えらぶことは できます。
自分(じぶん)で 医師(いし)を えらぶことは できません。
おかねや 言葉(ことば)や 宗教(しゅうきょう)などで しんぱいなことがあるときは
医療機関(いりょうきかん)のひとに 相談(そうだん)しましょう。
検査(けんさ)や 診察(しんさつ)が おわったあと さいごに 払(はら)います。
払(はら)う方法(ほうほう)は おもに現金(げんきん)です。
※クレジットカードや 電子(でんし)マネーを つかうことができる 医療機関(いりょうきかん)もありますが すくないです
ほかの人とおなじ病気(びょうき)でも 検査(けんさ)や診察(しんさつ)の内容(ないよう)がちがうときは おかねも ちがいます。
医療(いりょう)のおかねが たくさんになると(1ヶ月に80,100円いじょう、1年間に100,000円いじょうなど)
税金(ぜいきん)が やすくなることがあります。
領収書(りょうしゅうしょ)はとっておきましょう。
会計(かいけい)のときに「処方(しょほう)せん」をわたされたら、「調剤薬局(ちょうざいやっきょく)」へいき、薬(くすり)をうけとります。
薬(くすり)のおかねは ここではらいます。
※医療機関(いりょうきかん)と 薬局(やっきょく)は わかれていることがおおいです。
医療機関(いりょうきかん)のなかに 薬局(やっきょく)があるときは、会計(かいけい)のときに薬(くすり)がもらえます。
医療機関(いりょうきかん)のなかに 薬局(やっきょく)があるときは、薬(くすり)のおかねも 会計(かいけい)にふくまれます。
「処方(しょほう)せん」をもらったら 4日いないに 薬局(やっきょく)へいって 薬(くすり)をかってください。